ドクターズオイルを塗ってお肌の皮が剥けたような気がするのですが、大丈夫でしょうか?
という声を聞いたので、お肌のターンオーバーについて解説します。
大前提、ドクターズオイルの原料は、バージンココナッツオイル100%です。
そして、抽出方法も非加熱で常温のままに、発酵分離で抽出している為、成分を無傷で取り除いています。
もし塗布後に悪化した場合、考えられることは、
❌アレルギー反応や、そもそもお肌に合わない方
あまりいませんが、ココナッツアレルギーの方はご使用を控えて下さい。
パッチテストをしてご自身に合うか確認して下さい。
⭕️もしくは、お肌のターンオーバーが促進されて新しい細胞に押し出され、古い角質が剥がれた。
ターンオーバーのしくみ
表皮の1番奥深くにある基底層から新しい皮膚細胞が作られ(生成)、それが上へ上へと押し上げられて、肌の表面に出てきます(成長)。やがて、それが垢や古い角質として剥がれ落ちて(排出)、新しい細胞と入れ替わっていきます。この繰り返しが肌のターンオーバーの仕組みです。
ターンオーバーの周期は年齢によって違う
ターンオーバーの周期は、正常かつ若年の場合、基底層でつくられた細胞が角質細胞になるまでが約14日間、さらに角質細胞が角片としてはがれ落ちるまで約14日間かかります。生まれて剥がれ落ちるまで28日。
年齢が若いと新陳代謝は活発です。子供が怪我をしても数日で完治しているのは、細胞の生まれ変わりが早いからですが、年齢と共に怪我をするとなかなか治りにくくなります。
年齢別 ターンオーバー周期
年齢 | ターンオーバー周期 |
10代 | 約20日 |
20代 | 約28日 |
30代 | 約40日 |
40代 | 約55日 |
50代 | 約75日 |
60代 | 約100日 |
もちろん個人差はありますが、60代と20代では2倍の差がある事は確かです。
若い人は、基底層(皮膚の奥深く)の細胞も活発に生まれるので、何もせずに表面の角質層(すでに死んでいる)細胞はどんどん剥がれ落ちて生まれ変わっていますが、
加齢と共に、皮膚深くの細胞の活力が低下していくので、死んだ表面の皮膚(角質)細胞が剥がれ落ちず留まってしまいます。
ピーリングという美容法は、薬剤や温泉成分などで角質を剥がすことで、皮膚深くの細胞が新たに生まれてくることを狙う方法です。
細胞達は、常に隣同士で共鳴しあっています。
どんどん新しい細胞が生まれてくれば、古い細胞達は剥がれ落ち、全体が新しい細胞へ移行していきます。
しかし、古い細胞をずっと皮膚に残しておくと、全体も古い細胞に合わせていくので、新しい細胞の活力もそれなりになってしまいます。
なので、ピーリング美容法は古い角質は、剥がしていくことで新しい細胞の比率を増やしていこうとしているのです。
しかし、やりすぎで皮膚が炎症したり、薄くなった皮膚に刺激の強い(化学物質を含んだ)化粧品を使い荒れたという事例もあるので、頻度や強度は慎重に考えた方が良いでしょう。
ドクターズオイルを塗って肌が生まれ変わる?
ドクターズオイルには、母乳と同じ成分である『ラウリン酸』という成分を50%も含有しています。
その『ラウリン酸』には様々な効果が確認されていますが、その中で
線維芽細胞に働きかける事での細胞の再生や修復効果。やはり母乳と同じ成分ということで細胞の活性化を促す事が確認されています。
考えられる事としては、ドクターズオイルを塗ることで皮膚奥深くの細胞達の新陳代謝が活発になり、皮膚表面の古い角質達が押し上げられて、皮膚が剥けたという事も考えられます。
もし、オイルを塗ることで皮膚がピリピリと滲みたり、痒くなったりしないのであれば
塗り続けることで、お肌の生まれ変わりが促進されてアンチエイジングに繋がっているかもしれません。
もちろんご自身の判断なので、不安な方は少しずつから続けてみる事をお勧めします。
やっぱりお肌に合わないと感じた方は、ご使用をお控え下さい。
コメント