お口スッキリ健康法 -オイルプリング-

使い方

オイルプリングとは、インドの伝統医学・アーユルヴェーダの中の自然療法を起源とする『オイルで口をすすぐ』健康法です。

プリング(pull)は「引っ張る」のことで、口の中の細菌などを引っ張り出すことを意味し、日本語ではオイルうがいとも言われています。

オイルで引っ張り出す?聞きなれない方はびっくりするかもしれませんが、海外でも様々な有名人やモデルさんが実践していて、徐々に日本でも浸透してきています。

健康な人のお口の中でも、何百万もの種類の細菌がいると言われています。プラーク(歯垢)1mgには1億以上の細菌が存在します。

口の中を見るとその人の健康状態がわかると言われ、近年様々な研究がなされ、口腔内環境と全身疾患との関わりが示唆されてきています。(酪農家なども、動物を買う時には必ず口の中を調べるそうです。口腔内の状態が体の状態を反映しているからでしょう。)

口内の細菌が増えることによって、虫歯・歯周病、その他原因不明の病気になるリスクが高まると言われています。

歯周病菌とその他の病気との繋がりが注目されており、口腔内環境を整えることが健康への1番の近道かもしれません。

心疾患の患者さんの血液を調べたら、歯周病菌がでてきたという例や、病院において亡くなる患者さんは肺炎が多いのですが、その原因は口腔内にいる虫歯菌が肺まで行きそこで肺炎を起こしているという例もかなりあります。

アーユルヴェーダではごま油を使ってオイルプリングを行いますが、抗菌、抗ウイルス作用の高いラウリン酸やカプリン酸などが豊富に含まれているバージンココナッツオイルで実践する方がより効果的です。

ラウリン酸カプリル酸・カプリン酸はとても粒子が細かいので歯肉の奥に潜む細菌を引っ張り出してくれます。

ラウリン酸を口腔内に入れると、唾液のリパーゼが分泌されます。ラウリン酸はリパーゼにより分解され、モノラウリンへとなりさらに細かくなります。

実はラウリン酸にもかなり抗菌作用がありますが、モノラウリンになるとさらに最強になります。

その最強になったモノラウリンやモノカプリンを口腔内で『グチュグチュ』動かすことで、口腔内環境が整い免疫力UPに伴って健康へ繋がっていきます。

歯垢と歯肉炎の減少率

歯垢歯周炎
歯磨き11〜27%8〜23%
マウスウォッシュ(殺菌性)20〜26%13%
ドクターズオイルプリング18〜30%52〜60%

また、お口をしっかり動かすため顔の筋肉が鍛えられリフトアップに繋がります。ほうれい線が薄くなったという声もあります。

オイルプリングは1日に何回やっても良いです。

口腔細菌が1番多いとされる、朝一番(起きてすぐ)に行うのが最も効果的です。または食事前、空腹時などです。

寝る前に歯を磨いた後でオイルプリングをすることで、翌朝のお口のネバつきが無く、スッキリした寝起きを迎えるのもおすすめです。

ドクターズオイルプリングの方法

1)ドクターズオイルをスポイトでしっかり吸い上げ1回分をお口に含みます。ティースプーン1杯ほどです。

オイルプリング中に唾液の分泌があるのであまり多く入れすぎないようにしてください。

足りないと思った方は、2回分でも問題ありません。

2)唇は閉じたまま、オイルを口の中で様々な方向へ動かします。

※オイルを吸い込んだり、押し込んだり、口腔内全体に行き渡らせます。

3)15分〜20分間続ける。

唾液を十分に分泌し、オイルと乳化させることが重要です。

※時間は長い方が効果があると言われています。

4)普通はオイルを吐き出しますが、ドクターズオイルならそのまま飲み込んでOK!

※口腔内の良い菌も一緒に出してしまうことになるので、飲み込むのを推奨します。

※吐き出す際は、ティッシュやビニール袋に入れゴミとして捨てて下さい。(排水溝でオイルが固まるため)

もし、ドクターズオイルプリングをして体調が悪くなったとしても安心してください。

好転反応と言って、解毒が順調に進んでいる証拠で浄化に伴う一時的な反応です。

考えられる好転反応は、

・吐き気 ・鼻水や痰が出る ・風邪のような症状 ・頭痛

などがあげられます。デトックスが進行している過程で起こることなので、数日〜1週間程度でおさまります。

オイルプリングは誰でも始められる健康法です。ぜひ試してみてください。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. 一家に一つ置いておきたい自然万能オイル

  2. 本気でアトピー性皮膚炎を改善したい方

  3. 中鎖脂肪酸の抗菌・抗ウイルス・抗原虫作用

TOP